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若者中心の社会から大人がボリュームゾーンの社会へ

「若者とともにある”新しい大人文化”」へ/新しいモデル社会の構築で世界をリード

イメージ:若者中心の社会から大人がボリュームゾーンの社会へ

大人といえば40代以上という想定外の世の中

すでに、わが国は、成人人口(20歳以上人口)1億人に対し、50代以上人口が6000万人であり、「大人の10人に6人は50代以上」となっています。40代以上になると7800万人であり、すでに、「大人の10人に8人」は40代以上、「大人といえば40代以上」という想定外の世の中となっています。

図表:人口推計2021年1月1日(概算値)(総務省統計局)より

5年後に二大人口ボリュームゾーンが50代以上に

4年後の2025年にどうなるかといえば、「団塊の世代」と「団塊」ジュニア世代という二大人口ボリュームゾーンが、いずれも50代以上となります。現在、社会の中心となっている「若者」「30代OL」「ヤングファミリー」は相対的に人口の少ないゾーンになって行きます。わずか4年後には好むと好まざるとに関わらず、このなかで、文化もスポーツもビジネスもマーケティングもして行かなければなりません。それ以外の選択肢はないのです。

図表:1920〜2010年:国勢調査、推計人口、2011年以降:「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」

とりわけビジネスにおいては、人口ボリュームが決定的な意味を持ちます。50代以上に支持されるかどうかは、ビジネスの成功を左右すると言っても過言ではありません。

日本は若者社会から50代以上がボリュームゾーンの社会に転換

決してこれは一過性のものではありません。50歳を基準に人口構造のグラフを書き直したのが「シニアの壁」の項でも記した以下の図で、ここで詳しく説明します。これは、1910年から2110年までの人口構造の変化を示したものですが、日本の社会は、20代・30代が中心の社会から、50代以上がボリュームゾーンの社会へとシフトしつつあり、まさに、2021年はその途上にあるといえます。

図表:50歳を基準とした人工構造の変化(1920-2110)

残念ながら、わが国は、人口構造の上からは二度と再び若者社会に戻ることはありせん。これには理由があって、団塊ジュニアの子供たちである団塊ジュニアジュニアが団塊ジュニアほどの人口ボリュームにならなかったことに基本的な要因があり、それは団塊ジュニアが出産期を過ぎてしまったために、今後も変わることはありません。

この図を若い世代の人たちに見せると「日本終わった!」と言われることも多く、実際そうなのかもしれません。まさにこれが超高齢社会であり少子高齢社会です。どちらにしてもこのままではぶ厚い高齢者のいる重い社会になりかねません
では、どうすればいいのでしょうか。

「若者文化」から「若者とともにある”新しい大人文化”」へ

この変化をそのまま「若者社会」から「超高齢社会」としてしまうと、重苦しい社会になりかねません。そうではなくて、「若者社会」から「新しい大人社会」に転換して行く。「若者文化」の社会から「若者とともにある新しい大人文化」の社会にして行くことです。
そんなことがあり得るのか。実は、いま、生活者自体が変わろうとしています。40代以上、50代以上、そして70代もが大きく変わろうとしている、そのことでその可能性がいま大きく広がろうとしているのです。消費が文化を生みます。その消費者という意味でも今までは60代を過ぎれば仕事とともに市場から退場であったのが、そうでもなくなりつつあるからです。生活者の変化、それは「人生下り坂」感から「人生これから」感への大きな転換です。

図表:50歳を基準とした人工構造の変化(1920-2110)